2019年3月26日(火)妙典橋が開通
2009年から着工していた妙典橋が10年の年月を経て、2019年3月26日に開通しました。(構想からするともっと年月が掛かったような)江戸川放水路には3つ(東西線や水道橋は除く)の橋しかなく、しかも妙典区間は大きく迂回することを余儀なくされていました。
浦安市からは大三角線という東京ディズニーリゾートから伸びる道路の市川方面への延長上の開通のため、交通面など変化がありそうです。新しい橋、妙典橋を見ていきましょう。
妙典橋について
名称 | 妙典橋(道路橋) |
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施工箇所 | 市川市妙典地先~市川市高谷地先 ※地図は下記参照 |
路線名 | 千葉県道179号船橋行徳線 |
長さ | 622.5m |
幅 | 11.0m(車道6.5m+歩道3.5m |
車線数 | 2車線(片側1車線) ※歩道は片側のみ |
総事業 | 約92億円(周辺道路の整備費を含む) |
着工 | 2009年(平成21年)度 |
開通 | 2019年(平成31年)3月26日 |
妙典橋の地図
浦安市からは、大三角線を市川市方面(新浜通り)に進んだ先に架橋。
妙典橋が開通で浦安市はどうなる?
妙典橋が開通して浦安市はどうなるでしょう?結論から言うと、今はほとんど影響はないと思われます。妙典から先の開通した高谷からのアクセスは外環自動車道ぐらいで、その外環もすぐ近くで国道357号線に交わっているため、高速を降りる車も限定されるでしょう。
しかし、高谷は街の開発が目覚ましいところで、妙典橋の開通に伴い周辺の工場が住宅地になる可能性は大いにあります。
2018年6月に外環自動車道が延伸したのは記憶に新しい人多いと思います。国道357号線からアクセスしやすくなり浦安市内の渋滞が見込まれていましたが、その後の声が消えていないのは影響は少なかったのではと思われます。浦安市への経済効果も期待していたようですが直接的な効果はあったのでしょうか?
やはり防災面への効果に期待
千葉県と東京都の境に流れる旧江戸川には橋が少ないと昔から言われてきました。江戸川放水路も少ないのは明らからで、北部に2つの橋が隣同士で架かっていてあとは河口部に高速道路と、中間には東西線ぐらいしかありません。
東日本大震災の時はこれら橋部に帰宅困難者が集中し、混乱したと言われています。もしも、地震で橋が落ちたらこの地区は陸の孤島になることも考えられます。
妙典橋は、周辺住民の利便線向上はもちろんですが、防災面で大きな期待というか大きな安心感を得られるのではないでしょうか?
自然への考慮
江戸川放水路は人工で掘られた川幅が広い河川です。川の水は、三番瀬に注がれる場所で、両川岸には潮干狩りもできるほどの干潟のような部分もあります。干潟にはトビハゼという魚も生息しています。
妙典橋はそのような自然へも考慮した形をとって計画されています。また、景観を損ねない重厚なデザインでないのも大きな特徴です。
浦安市では2つの橋、トンネル?の計画
現在、浦安市では旧江戸川に新しい橋の計画と、第二湾岸道路計画の再始動が話題になっています。昔からかかると言われていた、(仮称)堀江橋と、18年ぶりに再始動したと言われている第二湾岸道路の三番瀬エリアと舞浜エリアに架かる橋?トンネル?はどうなるでしょうか?
旧江戸川に架かる橋については、下記関連項目からご覧ください。第二湾岸道路については近日載せていきます。