エアレースが開催できない可能性
NHK報道の衝撃
5月10日の夕方、NHKにてレッドブル・エアレースについての報道がありました。大まかに説明すると、臨時滑走路横に今月オープンしたホテルが飛行機の離着陸の妨げになり、安全性が確保できない、なおかつ航空法に触れるとのことでした。(NHKニュースはこちらから)
法律上厳しい状況が
航空法の中に空港周辺における建物等設置の制限というものがあります。空港周辺に一定の高さ(45メートル)の建物が建てられないというもので、臨時滑走路そばにオープンしたホテル(最高高さ59.9メートル)が航空法の対象になってしまう恐れがあります。
●⇒『航空法の中に空港周辺における建物等設置の制限』の詳細コチラから
臨時の滑走路も滑走路扱い
1年に2日のみなのだから、滑走路扱いではないのでは?そんな疑問がありますが、やはり飛行機が飛び立つ場所は滑走路なわけで、比較にならないかもしれませんが、同じ浦安市のヘリポート(エクセル航空)も同じように規制されています。
●⇒『規制されている空港一覧』の詳細はこちらから
滑走路横にホテルがオープン
2018年5月1日、浦安市日の出の海岸横(臨時滑走路のそば)にホテルが開業になりました。地上18階、最高高さ59.9メートルの建物は、滑走路から見るとまるで壁のように見えるでしょう。(航空法では、最大でも45メートルに抑える必要がある)やはり、建物のすぐ横を飛行機が飛ぶのは危険なのかもしれません。
今の段階で開催できるのはなぜ?
ホテルは、当日休業(開業当初から決定)するとしていますが、なぜ開催できるのか?どこに問い合わせてみても明確な答えが見つかりませんでした。やはり休業という事で、特例で許可されているという見方が自然かもしれません。
っとされてきましたが、5月10日の夕方NHKニュースで、この事が問題になっていました。という事は許可を得ていなかったのでしょうか?
過去開催はしっかり対策
レッドブル・エアレースは、浦安の臨時滑走路を使って今年で4年目になります。過去の大会を調べると、臨時滑走路と並行して位置している、墓地公園の木々まで、伐採や植え替えを行っているといいます。
ここまで対策をしているのに、ホテルの対策はクリアになっていなかったのか?このような報道が出ること自体が疑問でしょうがありません。
開催を願って
2018年のレッドブル・エアレースは開催が決まるまで時間がかかりました。それは、この滑走路が課題だったという人もいます。レッドブル・エアレースは、騒音などの問題や、万が一の事態もあるため地域自治会や地域住民とも連携し開催に至っています。
NHKの報道で暗雲が立ち込めてきましたが、レッドブル・エアレースを開催当初から応援しているホームページを作っている立場からも、安全対策をしっかり行い、特例でも開催することができるのを願っています。
ちなみに、滑走路(ハンガーエリア)から見た、去年開催時のホテル(建設中)の状況は上の画像の通りです。現在はもっと高い建物になっているので、やっぱり危険なのかも…
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