閉場を明日に控えた浦安魚市場レポート
浦安魚市場の営業も残すは2日。少し寂しいけど明日に閉場を控えた魚市場の様子をレポートします。もしよろしかったら読んでいってください。⇒閉場当日(3月31日)の様子はコチラから
なお、浦安魚市場の閉場についての詳細、各店舗の移転や閉店、跡地に計画されている商業施設などの情報は下記リンク先からご覧ください。
ちょっとノスタルジックに
写真を撮る仕事もしているので、今回の画像はちょっとノスタルジック風に撮っています。インスタ映えならぬ、浦安魚市場はノスタルジック映えする場所ですよね。
浦安魚市場にやってきたのは朝6時を回ったところ。今日は友達と待ち合わせて場内を歩きます。
場内に入って目についたことは先週に比べて人出が多いということです。馴染みの店に挨拶する人が多い印象ですね。最後に来れてよかったとホッとしている人が多くいらっしゃいました。
もちろん、魚市場が繁盛していた頃に比べれば人出は少ないだろうけど、これが浦安魚市場という感じなんですよね。昔から一般に小売していたのでお客さんとの距離が近い。この感じも浦安魚市場ならではです。
魚市場って場内に入ると、まず最初に魚の匂いに気付かされます。生臭いような嫌な匂いではなく、新鮮な魚介類の匂い。魚が食べたくなる匂いというんでしょうか。
そうそう、ちょっとした変化もありました。フジテレビで紹介されたようで、中国飯店には朝から行列ができていました。中国飯店さんは閉場に伴い閉店するとのことです。
魚市場って忙しないイメージがありますが、浦安魚市場はちょっと違います。もちろん、忙しないときもあったでしょうし、年末なんかも我先にという人が多いです。
今日も、そしてレポートした1週間前も皆さん買い物を楽しんでいる感じがあります。楽しむというより心に刻むという感じがします。これが最後の買い物だっていうことを。
よっちゃん食堂は朝から一杯飲んでいる人もいます。いつもの風景なんですが、閉場間近なので、皆さん酒とよっちゃんの味を噛み締めながら食べている感じがしました。
さあ、泣いても笑っても明日が浦安魚市場の最後の一日になります。漁師町浦安と共に65年の歴史に幕が閉じようとしています。私事ですが、今は3年前に亡くなったバリバリ漁師だった父親が生きていたらどんな感想を言っていたんだろうと想像する毎日です。
もし、行くか行かないか迷っている人がいましたら、時間が許すようでしたら、ぜひ足を運んでみてください。魚はスーパーで買えますが、もう、この雰囲気を味わえる事はこの先ないのですから。
浦安魚市場 平成31年 3月31日 閉場。