閉場当日の浦安魚市場に行ってきましたレポート
平成31年(2019年)3月31日この日に閉場する浦安魚市場にやってきました。閉場が決まり、レポートするため7回目の来場になります。(もちろん、その前にも子供の頃から来てます)
ついに最後になってしまう浦安魚市場を現場からレポートします。
なお、浦安魚市場の閉場についての詳細、各店舗の移転や閉店、跡地に計画されている商業施設などの情報は下記リンク先からご覧ください。
閉場当日は年末セール並みの賑わい
いつものように浦安魚市場にやってきたのは6時ちょっと前。いつもより人出があったけど、最後でもこんなもんかと思っていたら、時間が経つほど場内は賑わってきました。
場内はさながら大晦日の頃の年末セール並みに混みだす店舗もでてきました。店の人は呼び込みにも力が入り、商品が売れると拍手するほど熱が入ります。
やっぱり寂しいね
買い物する人の客層は年配の方が多いです。常連の方が多いだけに、勝手ですけど閉場後の生活が心配になります。これからどこで買い物するのかな。
ザルにお釣りの小銭!このような、昔ながらの魚市場がなくなるというのは実に寂しいことです。
角地の目立つところのこの店舗は、手前に置かれた切り身が目印。今日はいつもより多くの切り身がありました。見てるだけで大迫力です。
場内でも一番賑わっていたのはよっちゃん食堂かもしれません。浦安魚市場は食べるところが現在、中国飯店とよっちゃん食堂しかないのでどちらも行列ができていました。
よっちゃん食堂はココ最近いつも満席で、並ぶのを諦めて帰る人がいるほど。挨拶しに来ただけと常連さんが行っていたけどやっぱり寂しいですよね。
いつもより人出がある今日は早めに売れていくようで、いつもより多く仕入れている商品が店先から消えていきます。
この商品が完売すると浦安魚市場での商いは最後になります。そう考えると、やっぱり寂しいね。
一つの時代に区切り
浦安魚市場の歴史に幕が閉じようとしています。浦安橋のたもとにあった頃から数えて65年。もとはフラワー通りや猫実の庚申塚あたりにもあったと言われているので、市場としてはそれ以上の歴史にピリオドが打たれようとしています。
ディズニーのある浦安は漁師町だったんだよと歴史を証明してくれていた浦安魚市場。観光面はもちろん、食文化を継承していた場所だった浦安魚市場。浦安の名所としてまず名前が上がる浦安魚市場。そんな浦安魚市場が閉場するというのは、時代の流れでしょうがないことですが、やはりどうにかならなかったのか悔やまれます。
歴史や文化は一度消えると、もう二度と戻りません。
そして閉場
閉場の瞬間 #浦安魚市場 pic.twitter.com/TcU1LEnVcE
— Kengo Hozumi (@zmkn0430) 2019年3月31日