浦安三社祭の宵宮について
宵宮とは?
簡単に説明すると、お祭りの前夜祭と捉えると良いかもしれません。お祭りの前夜に行われるお祭を指しています。宵宮を知らない人に説明するのにいつもこのように説明していますが、実は宵宮は入魂祭も呼ばれとても大事な儀式が行われる場でもあります。
それは、神社の神様を神輿に入れる厳かな儀式です。この魂を入れる時は光はご法度とされ、カメラのフラッシュやスマホの液晶の明るさなども気にしないといけないぐらい厳しいものとなっています。かつては白い布でぐるぐる巻にするほど厳重に行われていました。
6月17日(金)の詳しい日程情報
宵宮の日程
6月17日(金) 宵宮(入魂祭) ※時間は予定 |
神輿が神社に集結 | 午後6時〜7時50分ごろ |
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入魂祭 | 午後8時ごろ | |
神輿が各地に戻る | 午後8時〜9時ごろ |
注意事項
・各地の神輿が神社に集まる時間は、およその時刻です。
・神輿が各地に戻る時間も、およその時刻です。
写真で見る浦安三社祭の宵宮
宵宮の説明を聞いてもあまりピンとこない人もいると思いますので、実際に清瀧神社(堀江)の宵宮を取り上げて説明していきます。(写真撮影は前回2012年のものです)
上の画像は午後7時の清瀧神社前。宵宮は午後8時の御霊入れに合わせて行われます。堀江地域の全て(自治会や商店街など)の神輿が、各神酒所から清瀧神社に集結します。
午後7時現在、すでに清瀧神社にはいくつかの神輿が到着し御霊入れを待っていました。平日の夕方ですが境内はあふれんばかりの人が出ています。
まだ魂は入っていない神輿ですが『まえだーまえだー』の掛け声で神社に続々入っていきます。辺りはすっかり暗くなってきました。
さて、堀江地区全ての神輿が神社に入ったようです。いよいよ御霊入れが始まります。境内は電球が付き明るいですが、
清瀧神社の総代長、浦安市長、千葉県議員などの挨拶の後、太鼓の音と共に境内の明かりが消されます。この時、光はご法度とされデジカメのフラッシュなど厳しく規制されます。
御霊入れが始まったのはちょうど午後8時、清龍神社は浦安で一番神輿が多い神社なので、すべての魂が入れ終わったのは30分ぐらいかかりました。
またも、太鼓の音と共に、パッと照明が付き、周囲が歓声に包まれます。
魂(神様)が入った神輿が、各地域の神酒所に戻っていきます。(清瀧神社は神社から出てくる時にスポットライトを照らすという粋な演出がありました)
続々と神輿が神社から出てくると宵宮の盛り上がりは最高潮!あちらこちらで『まえだーまえだー』の掛け声が聞こえます。
さあ、清瀧神社に残った2基の大神輿が神社の世話人や若衆によって担がれます。境内の中は静かに担ぎ掛け声などもありません。
本来鳥居を抜けるまで掛け声などはないのですが、この時は始まってしまいました。いよいよ大神輿が神社を出ます。
清瀧神社は丁度、会社帰りの人達を巻き込みこの混雑です。大神輿は神社周辺をお披露目を兼ねて練り歩きます。場所によって違いますが、宵宮は22時頃まで行われるようです。
次の日から、いよいよ浦安三社祭が始まります。