舞浜駅北口開発構想

2018年度中にスタート予定

浦安市とJR東日本、そして東京ディズニーリゾート（以下TDR）を運営するオリエンタルランドの三者が舞浜駅北口開発構想を発表しました。舞浜駅北口は忘れ去られた駅として『…じゃない方の舞浜』と影の存在とされてきました。


ここでは、舞浜駅北口の現状から、どのような開発になるのか？そして駅のホーム延伸についても見ていきましょう。このページは日本経済新聞『ＪＲ舞浜駅、混雑緩和×利便性の向上 』を元に、地域住民目線で制作しています。

舞浜駅と言えばディズニー

舞浜駅と聞くと、ほとんどの人がTDRがある南口をイメージすると思います。（南口しかないと思っている人も多い）他にも南口にはイクスピアリやアンバサダーホテル、広大なバスターミナルと人が集まる施設が多く、いつも混雑しています。

舞浜駅北口は改札が4つ

一方、舞浜駅の北口に目を向けると改札が4つしか無く、どこか地方の寂しい駅のような雰囲気さえするほど閑散としています。人口密度で言うと南口が100とすると北口は1でしょうか？舞浜駅北口には、飲食店は愚か、コンビニさえありません。あるのは駅前行政センターのみです。

舞浜駅北口の現状

舞浜駅北口は、舞浜2丁目3丁目の住宅地や、弁天、富士見に住む人向けに作られていると言っても過言ではないでしょう。そのため、駅周辺の両脇には通勤通学利用の駐輪場が広がっています。その他には、TDRと提携していないホテルのバス乗り場としても密かに機能しています。

舞浜駅北口を見てみると、駅前コンコースの両脇に自転車駐輪場があるのがわかります。そして、首都高湾岸線の間に遊休地（緑地）があるのもわかると思います。

今回、舞浜駅北口開発構想がでている場所はこのあたりを指しています。

では、どのように舞浜駅北口を開発していくのかを具体的に見ていきましょう。※新聞記事の発表をもとに作成しています。変更になる可能性があります。

北口ロータリー

現在、北口の駅前道路は主に、浦安市内のホテルの送迎バス発着所として機能しているといっていいでしょう。TDRと提携していないホテルや温泉施設のバス乗り場が、北口の狭い乗降所に頻繁に停車するため渋滞することを多く見かけます。これらを緩和するためにもロータリーは必要不可欠でしょう。

商業施設

舞浜の住宅街には、コンビニが1つしかなく食品スーパーはありません。広く見ても、商業施設は富士見にあるドラッグストアーのみで、アクロスプラザ浦安東野まで行かなくてはスーパーはありません。このような不便を解消するためにも、スーパーやドラッグストアーなど店舗誘致が検討されています。

南口ロータリーも利便性向上へ

2018年度中に舞浜駅南口前のバスロータリーもわかりやすく開発される計画です。主に、路線バスとTDR周辺ホテルのバスを区分し明確化するとのことです。

パニックになる舞浜駅

クリスマス時期やゴールデン・ウイークの舞浜駅を利用した人いるでしょうか？特にパークが閉まった21時から22時30分頃の舞浜駅は、駅のホームに行くのも困難なほどで、混雑が危険に感じるほどです。東日本大震災の時の混雑も記憶にある人もいると思います。

苦しむ地域住民

舞浜駅はディズニーリゾートの玄関口として広く認知されていますが、地域住民には普段利用する駅です。通勤通学時間帯とディズニーの利用者はほぼ重なるため、この混雑を毎日経験しなくてはいけません。余談ですが、独り身にカップルだらけの舞浜駅は精神的にキツイとも…

ホームの延伸を検討

2018年度中に、浦安市とJR、そしてTDRを運営するオリエンタルランドが混雑緩和を目指しホームの延伸視野に入れた調査を行うとのことです。どれ位延伸するかは未知数ですが、電車で挟まれる形のホームが少しは混雑緩和するでしょうか？

2020年の東京オリンピックなどを控え、間に合うかわかりませんが、地域住民としても注目しておきたいですね。